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今回は巣鴨地蔵通り商店街にあるときわ食堂について記録に残そうと思う。


俺は東京に暮らして2010年で19年目になる。
その19年の歳月で外食をした何千回の食事のうち、最も多く利用しているのがこのときわ食堂である。言ってみれば俺のマイキッチンと表現しても大げさではないと思う。文字通りのホームというわけだ。

ときわ食堂を何度もリピートして利用する理由は様々ある。味、雰囲気、自宅からの距離、手軽さ、気取らなさなどなど。夜の早い地蔵通りにあって23時までと比較的遅くまで営業しているため、平日の仕事終わりでも利用しやすい点も頻繁に足を運ぶ理由の一つだ(ラストオーダーは22時30分)。
この愛すべき定食屋のことを書き残しておきたいと考え今回のエントリーにまとめる。
ただし個人的な嗜好を大量に反映させたエントリーのため情報の取捨選択は上手に行ってね。では偏愛たっぷりでまいりましょう(笑)



マル喜印のときわのれん



さて、それではまずそもそも「ときわ食堂って何?」という所から話を始めよう。


ちょっとWEBを回ってみたところ、「食べログ」の中で浅草ときわのレビューを書いていらっしゃる方が分かりやすく説明してくださっていた。ときわに興味のある方はチェックしてみよう。

■食べログ 浅草ときわ食堂レビューの中のひとつ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13039346/dtlrvwlst/1840803/

もともとときわ食堂ができたのは明治時代だそうだ。そこからのれんわけが繰り返され2010年の現在は都内のいろいろな場所にときわ食堂が存在するようになったのだ。
以前のエントリー「The大衆食堂 in 巣鴨」を書いた時には何故いろいろな場所に「ときわ食堂」と名乗る定食屋があるのかを知らなかったのだが、たどっていけばときわ本店というものがあり、そこからの分派が現在様々な地域で定着しているときわ食堂ということなのだ。

なるほどそう言われて考えてみると、確かにときわ食堂には手ごろな値段で質の良い(おいしい)食を提供し、地域の住民に喜んでもらいたいという大きな方向性があり、その考え方はどの店舗も共通しているもののようだ。しかしながらこの「のれんわけ」スタイルはオリジナルのコピーを作ろうとして発展したものではなく、地域ごとに客が望むような形に変化していき店舗ごとに地域に即した形にカスタムされていったもの。いろいろな場所のときわ食堂に入ると似たようなメニューでも値段が違ったり、その店舗オリジナルのメニューがあったり、つけものや味噌汁に店舗どうしの統一感が無いのはそのためだったのだ。多分食材の仕入れ先も店舗ごとに異なっているのだろう。うむ、納得だ。
※和菓子屋や酒屋の伊勢○○といった店舗名もこういうモノなのでしょうかね?


こんなふうに都内にいくつもあるときわ食堂だが、俺がメインで利用しているのは巣鴨ときわ食堂庚申塚ときわ食堂の二店舗。この二店はどちらも巣鴨地蔵通り商店街沿いにあり、500m程の範囲にときわが二件存在するという都内一のときわゾーンになっている(笑)。



より大きな地図で 巣鴨地蔵通り商店街:ときわ食堂二店舗 を表示


つまりこれはこの地域でときわ食堂が住民から求められていることに他ならない。
巣鴨参りに来た一見さんでも入店しやすく、地元民の日々の食事もまかなってくれる場所なのである。


このように地域名を冠にして呼ばれるときわ食堂だがこの二店舗の他に俺の生活圏内には板橋区氷川町(ひかわちょう)のときわや・・・・・


最寄り駅は都営三田線板橋区役所前


北区赤羽のときわや・・・・・


赤羽ときわ食堂。JR赤羽駅西口徒歩3分といったところか


北区田端のときわなんかもある。(住所は田端だが最寄り駅はJR駒込駅)


駒込ときわ。住所は北区田端4-1辺り。最寄り駅はJR駒込


このように俺にとっては本当に生活の中にとけこんでいる定食屋なのだ。




それでは平均的なだらけた土曜日の俺の晩メシを例に、『ときわ食堂メシ』をシミュレートしていこう。



【ある日の俺的ときわ食堂】

(注意:以下に書くときわ食堂のシミュレートは「庚申塚ときわ」と「巣鴨ときわ」を例にとったものです。細部については店舗ごとに”色”がありますので以下の情報の限りでないことも考えられます。ご注意ください。)


とある土曜日の午後。
自宅にてPCに向かってテキストを書き進めていたところ、自分が空腹であることにふと気付く。時計に目をやればまもなく20時。
さて、メシはどこで何を食べようかと考える俺の頭にときわ食堂の文字が浮かんだ。「ヨシ、ときわだな」とラフな格好のまま自宅を後にする。夏場であればサンダルばきでも問題ない。10分ほど歩いて巣鴨地蔵通り商店街までやってきた。目的地は「庚申塚ときわ食堂」だ。


夜の巣鴨地蔵通り商店街


もしあなたが巣鴨地蔵通りを訪れたのが初めてであっても、通りに並ぶお店に目をやりながら歩いていればそれほど労せずときわ食堂を見つけることができる。これは都内にある多くのときわ食堂の共通するスタイルなのだが、店の軒には筆文字で大きく『ときわ食堂』と書かれている事が多い。


ときわの目印


前述の氷川町ときわも赤羽ときわも例外ではない。この表記があるため比較的店舗は見つけやすい。

そんなときわ食堂の筆文字と巣鴨地蔵通りの町並みの調和を楽しんだら店の入り口に向かおう。

おっと、ここでひとつ注意だ。急いで店内に入ってしまってはいけない。店に入る前に読み取れる情報をまず確認するのを忘れずに。
もう少し補足しよう。冒頭にも書いたように巣鴨地蔵通りにはときわ食堂が二店舗ある。この二つの店舗では微妙にメニューが異なっている。その日の仕入れや食材の多寡によってメニューが変わるためだ。巣鴨、庚申塚の両ときわはおいしい魚定食を食べさせてくれることでも有名だが、特に魚についてはその日の仕入れによって提供されるメニューが変わるため板さんのオススメはメニュー選びの際の大きな参考となる。(ちなみに巣鴨、庚申塚のときわで提供される魚は足立区にある『足立市場』で仕入れられている。築地ではなく足立なところがときわらしくてなんとも好感が持てる。)
なお、二店舗での違いが最も顕著に現れるのは両ときわで提供される『日替わり定食』だ。
この日替わり定食は480円という最も安い価格で提供される定食だ。(定食以外ではもっと安いメニューもある)この日替わり定食の内容を二店舗で比較するため、急いで店内に入ってはいけないのだ。とは言っても二つのときわ食堂は500m程離れている。それだけの距離を移動してもそれを苦とは思わない感覚と、20~30分程度のタイムロスがあってもそれを許容できる時間的な余裕が必要になる。
「時間もあるし、ブラブラ歩いてメニュー選びなんて最高じゃん!」という方は入店する前にちょっと店の入り口と店内を確認してみよう。

まずは店舗入り口に置かれた黒板をチェック。そこにはその日イチオシの食材が書かれているためだ。
この黒板を見た段階で「コレだ!」と思えるメニューがあればファーストインプレッションのままにそれを食べてみるのもよいのではないだろうか。


庚申塚ときわ入り口の黒板


ふむ。この日の庚申塚ときわのオススメは根室の新さんま千葉のいわし、そしていなだとまぐろの刺身二点盛りとのこと。
ときわ食堂にはメニューが多いため、慣れないうちは何を頼んだらよいか分からずアレコレ悩むうちに結局それほど食べたくは無かったものを頼んでしまっていたなんてことになりかねない。特にメニュー決めで悩んでしまうようなタイプの方はある種のふんぎりのようなものがあったほうが良い。参考までに、壁のメニューはこんな感じだ。この壁メニューを見て余計に悩んでしまう人が多いのだ。どうしようかとオーダーで悩んでしまっている姿はときわ食堂ではよく目にする光景だ。


庚申塚ときわの壁メニュー


店舗入り口の黒板メッセージのチェックが済んだら次は店内の一番奥にある黒板に目をやろう。モチロン店の外からだ(笑)
この店内の黒板にはもっと詳細なその日のオススメメニュー情報に混じってその日の日替わり定食の内容が書かれているのだ。

地蔵通りのときわ食堂の前で店内を覗きこむ行為。巣鴨でこの程度の行動はなんら不審ではない。全く以って許容範囲内だ。いや、客としての権利に含まれる行為かもしれない。恥ずかしがらずに店内を覗いてみよう。

店の奥の黒板に目をやると・・・・・


庚申塚ときわのある日のメイン黒板


なるほど、この日の庚申塚ときわの日替わりは『メンチカツ定食』のようだ。オーケーオーケー分かりました。
この日使用されている米が新潟産のこいしぶきであるという情報も加味し「メンチカツを食べたら満足度は高いかな?でもいわし味噌煮も捨てがたいのではないか?」と自問自答しながらひとまずその場を離れ、500m程離れた巣鴨ときわ食堂に足を向ける。

先ほどときわ食堂はうまい魚を食べさせてくれると書いたが、揚げ物だって特筆したいおいしさを持っている。
人によっては「ときわのサクサク揚げ物は別格」と評する方もいる。アジフライ、コロッケ、トンカツ、メンチカツなどは全て自家製で、揚げたての状態を提供してくれるのだ。中でもアジフライは名物メニューの一つとなっており、定食のサイドメニューとして単品で頼む方も多い。アジフライは1尾単位で注文できる。1尾150円。なんとも嬉しい気遣いだ。メンチカツのサックリした衣の歯ごたえを思い浮かべて俄然腹が減ってくる。






店内の混み具合や入店を待つ人の有無などをチェックしてひとまず庚申塚ときわ食堂を離れる。




夜の庚申塚ときわ




何を食べようかアレコレ悩み、空腹を楽しみながら地蔵通りを南下。





暗闇に浮かぶ地蔵通り商店街ゲート





とげ抜き地蔵のある高岩寺(こうがんじ)の近くにある「巣鴨ときわ食堂」が見えてくる。





闇夜に浮かぶ巣鴨ときわ食堂



「今日ウマイのは何ですかー?」と心でつぶやきながら入り口黒板をチェック。



巣鴨ときわ入り口の黒板


ふむふむ。新さんまがオススメなのは庚申塚ときわと一緒ですね。おいしいのが安価で仕入れられたのでしょう。
そのほかには生さけフライといかの煮付けが今日のオススメか。ふむふむ。

そしてやはりこちらでも店内黒板をチェック。もちろん店の外から(笑)


巣鴨ときわのある日のメイン黒板


おお、巣鴨ときわの本日の日替わりは『かれい煮定食』かっ!魚好きの俺にはなんとも嬉しい日替わりメニュー。そしてお米は秋田産のひとめぼれ。非常に魅力的だ。
がしかし、実は数日前にときわ食堂を利用した際にかれい煮定食は食べたばかりだったのだ。
ほら、コレ ↓


ある日のときわ食堂のかれい煮定食


中央にあるかつおぶしのかかった鉢は納豆。コレは別料金100円で追加してもらったもの。


ときわ食堂かれい煮


最近食べたばかりだからという理由でかれいは却下。さて何を食おうかなと悩む俺の頭に「メ・ン・チ」の3文字が点灯した。先ほどからの揚げ物のサックリさ加減の想像によってすっかり頭の中は揚げ物モードだ。

ヨシ、メンチだなとうなづき来た道を500m戻る。


夜の巣鴨地蔵通り(北上中)


昼間であれば巣鴨地蔵通りマスコットキャラクター「すがもん」に注目するのもいいだろう。


地蔵通り商店街のぼり


地蔵通り商店街オフィシャルキャラ「すがもん」


※すがもんとは巣鴨地蔵通り商店街のマスコットキャラクター。口調は語尾に「~だがも!」。すがもんの生まれの設定やすがもんのうたなどは公式サイトで確認できるぞ。週末や祭日にはすがもんは地蔵通りのどこかにいることもあるぞ!

■すがもん公式サイト
http://sugamon.jp/
でも司会のお姉さん、妙にセクシーすぎやしないか?

なお、すがもんが巣鴨に登場したのは2009年。最近できた(生まれた)ばかりです。カワイさと憎めなさを強く押し出したすがもんは巣鴨では人気のキャラクターですが、やはり俺が最も愛する商店街キャラクターが十条銀座商店街の「Jちゃん」であることに変わりはありません。にしてもJちゃんと比べてすがもんには金がかかっているなぁ。(笑)


十条銀座商店街のJちゃん


そんなふうに地蔵通りを歩きながら庚申塚ときわに戻る。


もしこの段階でメニューが決まっていなくとも問題は無い。店内で長考すればよいからだ。
入り口の周囲を見回して、入店を待つお客さんが他にいなければのれんをくぐろう。(昼飯や晩飯の時間帯や週末、祝日などはたいてい他にお客さんが待っていますのでご注意あれ)

いよいよ庚申塚ときわ食堂に入店だ。


いよいよときわ食堂に入店


入店したらまずは店のお姉ちゃんに声をかけ、客(自分)が来ていることをアピールして席を案内してもらおう。(通常、合い席になることがほとんどです)こちらから声をかけなくてもお姉ちゃんのほうから「こちらのお席にどうぞ」と案内してくれることもあるのだが、時間帯によってはあまりの忙しさのためこちらの入店に気付いてもらえない場合があるためだ。もし店内が空いていればこの際に「お好きな席へどうぞ」と案内されるかもしれない。自分の場合はお好きな席に、と案内されたならば店内を見回して面白い会話が聞こえてきそうな席のとなりやベロベロに酔っぱらって前後不覚になっているおっちゃんの近くに席を取ることが多い。その場のシチュエーションやノイズを含めてときわを楽しむスタンスだ。飾らない巣鴨ローカルのハートウォームな雰囲気を味わえるのもときわ食堂の魅力の一つだと強く思う。(こういった雰囲気は庚申塚ときわのほうが強いと思います)

ちなみに稀にではあるがそういった酔いどれコミュニティーの中に入り込める場合がある。全く面識の無い人ともその時のノリや話題によってはフランクに会話できてしまうのもときわならではの地元感だろう。ときわという場を通して会話をするようになったおっちゃんやおばちゃんも何人かいる。

うまく席に着けたならばいよいよ給仕のおねえちゃんにメニューをオーダーしよう。この時点で食べたいものが決まっていないのであれば「決まったら声かけます」と言っておけば長考にあたっても問題ない。

長考のスタンスを選んだ場合、店内をすみずみまで見回そう。店内のいたるところにメニューやこだわりについ ての情報があふれているからだ。(このへんは店舗によってローカルルールが異なりますのであくまで地蔵通りのときわの例としてお考えください)

まずチェックするのは先ほど店の外からもチェックしたメイン黒板だ。


ある日の庚申塚ときわのメイン黒板01


今日のお米の産地であるとか、刺身盛りの内容だとか、オススメのサイドメニューだとか、今日の文字書きはどの娘のものかなどを黒板を見ながら考えていく。

「こしいぶきってのは食べたことが無いけれどこしひかりの改良種なのだろうか。」

・・・なんて思いを馳せられるのもこういった情報発信のあるが故。

なお、ここで「○○定食」と表記されているものは味噌汁とご飯の付いたいわゆる定食セットになるが、定食の文字が付いていないメニューについては単品料理となる。


ある日の庚申塚ときわのメイン黒板02


単品料理の場合その価格に250円プラスすることでどの単品も定食にしてもらうことができる。
例えば上の黒板画像内にある「さつま揚焼400円」は650円で定食にできるといった具合だ。

別の日のメイン黒板を見ればこんな感じ。情報量たっぷりだ。黒板右下の手書きメニュー札も忘れずに見ておきたい。


庚申塚ときわ食堂メイン黒板03


このメイン黒板のほかにも店内にはいくつか黒板がある。まずは厨房に向かって左手にあるサイド黒板。ここには木札の定番メニューの他に季節や仕入れによって変わるメニューが書かれる。いろいろな日のサイド黒板を並べてみると以下のような感じだ。同じようでいて実はメニューがかなり異なっている。(下に行くほど古い画像になります)


庚申塚ときわ食堂のサイド黒板01


庚申塚ときわ食堂のサイド黒板02


庚申塚ときわ食堂のサイド黒板05


庚申塚ときわ食堂のサイド黒板03


庚申塚ときわ食堂のサイド黒板04


写真を並べて初めて気がついたのだが、同じメニューでも値段が変化しているのがわかる。
例えば1枚目、2枚目、3枚目は2010年に撮影したものだがさんま定食は800円となっている。4枚目は2009年撮影でさんま定食は750円。5枚目は2007年撮影でさんま定食700円だ。これは単純な値上げではなくさんまの仕入れ値による変動なのではないだろうか。2010年はさんまが大不漁のシーズンでスーパーなどで売られるさんまも軒並み高い値段がつけられていたからだ。このような点から旬の食材(メニュー)を提供するために変えざるを得ない値段の変動であると読んでみた。


一方厨房に向かって右手には刺身の盛り合わせの内容と煮物系のラインナップが記される。


庚申塚ときわ食堂の右サイド黒板


単品の刺身盛り合わせや煮物を頼んでまずは晩酌というパターンにも対応できる。


また、そういった文字の情報だけでなく店内のお客さんが食べているものを見るのもメニューを決める際の手段の一つだ。


周囲の様子も参考にしよう


隣の人が食べているものにソソられたなら同じものをオーダーするのもよいだろう。エビフライをパクつくお姉ちゃんやあこう鯛の粕漬けを食べるおっちゃんに刺激されてメニューが決まることもある。また逆に入店してきたおばちゃんに「あら、お兄ちゃんの食べてるのそれ何?」と聞かれることもある。


もうひとつ、メニューを決める際に加味しておきたいのが2008年頃より始められたミニ盛りメニューだ。
先ほどアジフライは1尾単位で注文できると書いたがそのほかにも「定食にもう一品」とか「ビールのお供に」といった感覚でサイドメニューがオーダーできるのだ。


これがときわのミニ盛りメニュー
※注:このミニ盛りメニューは巣鴨店、庚申塚店だけのサービスだと思われます。


また、ときわ食堂に慣れてきたならば木札メニューにある納豆や生卵を追加してもらったり、味噌汁をあさり汁に変更してもらうなどのカスタムをするものよいだろう。


こうした様々な情報を鑑み、食べたいものが決まったらビシっとお姉ちゃんにオーダーしよう。
オーダーが済んだらしばし店内を眺めたり、周囲の様子に耳を傾けたりして食事の提供を待とう。厨房の様子を見ているもの楽しいだろう。以前のエントリーでときわ食堂のことを書いた際にも少々書いた事になるが、ときわ食堂で提供される料理のほとんどはオーダーを受けてから調理を始める。魚であればオーダーを受けてから焼きに入るし、揚げ物ならばオーダーされてから揚げ始める。また味噌汁に至っては一椀一椀その都度作るこだわりよう。予め大鍋に作られた味噌汁を椀に盛り付けるのではなく、ミルク鍋のような小鍋で一人前づつ作っているのだ。そのため地蔵通りのときわ食堂で提供される味噌汁は必ずアツアツであり、味噌もとかしたばかりの風味が香るダシの旨みが凝縮された味噌汁になっている。定食屋の味噌汁でここまでクオリティの高いものにはなかなか出会えない。ときわ食堂の味噌汁を飲むといつも「ああ、日本人でよかったなー」と感慨にふけってしまう。もうこれまでに何百回感慨にふけったか分からない(笑)


庚申塚ときわ食堂の味噌汁。シアワセな食事の元(笑)
※緑の菜っ葉が緑のまま提供されている。作り置きされていない証拠だ。


ただ、このような丁寧な仕事のため、オーダーが提供されるまでに時間がかかってしまうのが難点と言えば難点だ。忙しいサラリーマンがランチタイムにさっと食事を済ませたいといった場合には全く不向きな店セレクトとなってしまうことは補足しておく。魚定食であればオーダーしてから15分程度、揚げ物であれば10分程度の時間は見ておきたい。(当然時間帯や混み具合によっても待ち時間は変動します)

このようにオーダーしてから提供されるまでの間に店内のいろいろな情報を読み取っておこう。


庚申塚ときわ食堂店内01


居酒屋のように利用する客も多い


庚申塚ときわ食堂店内02


庚申塚ときわ食堂店内03


そして待つこと10分ほど。
このような段階を経て、この日俺に提供されたメンチカツ定食がコチラだ。


庚申塚ときわ食堂「メンチカツ定食(日替わりVer)」


味噌汁に七味唐辛子をふり、ソースをメンチにかけからしをちょいとつけて・・・・っと。
それでは、いただきまーす。

サクッサクッモグモグモグ・・・・・肉汁ジュワーモグモグ・・・。


サックサクメンチカツのアップ



こうしてまたこの日も1日のシアワセを噛みしめるのであった。
言うまでも無いが当然うまいです。丁寧な職人仕事が嬉しいナァ。


参考までに、俺のハードディスクに残っていたいくつかのときわメシ画像を列挙します。
(個人的な嗜好により魚定食が多いです。魚定食の場合はその日の仕入れによって提供されていないメニューもあります。)





巣鴨・庚申塚ときわ食堂の定食一例
※画像クリックで拡大表示します。


★にしん定食

庚申塚ときわ食堂「にしん定食」  庚申塚ときわ食堂「にしん定食」

木札の定番メニューにある「にしん定食」。お腹に白子か真子を抱えたものが提供されるので魚と魚卵の二つの味が楽しめるお気に入り。ただしその分焼きにも時間がかかる。急いでいるときには向かない。


★ほっけ塩焼き定食(カスタムVer)

庚申塚ときわ食堂「ほっけ定食」  庚申塚ときわ食堂「ほっけ定食」

ほっけ定食を自分の好みにカスタムしたもの。味噌汁をなめこ汁に変更し、納豆を追加。更にサイドメニューとして揚げ出し豆腐をプラス。


★さば味噌煮定食

庚申塚ときわ食堂「さば味噌煮定食」  庚申塚ときわ食堂「さば味噌煮定食」

少し食べ進めてから「あ、画像に残してないや」と気付き画像に残したためさばが食べかけです。ごめんなさい(笑)旬の時期に提供されるさば味噌煮にはしっかりと脂が乗っていてガンガンご飯が進みます。ホロホロの身を味噌にからめていただきましょう。良い鯖が流通している時期のみの期間メニュー。



★ほっけみりん干し焼き定食

庚申塚ときわ食堂「ほっけみりん焼き定食」  庚申塚ときわ食堂「ほっけみりん焼き定食」

粕漬けやみりん干しのように味をつけて調理した魚もまたウマい。職人の味付けを楽しみながら白メシを進めたい。箸休めのつけものも非常に嬉しい。期間限定メニュー。



★サケ粕漬け焼き定食

巣鴨ときわ食堂「サケ粕漬け焼き定職」  巣鴨ときわ食堂「サケ粕漬け焼き定職」

酒粕にもコダワリを持っているときわ食堂。酒粕が苦手でなければ是非オススメしたい。焦げ目がカリッとして粕の香りがフワッだ。やはり白メシが進む。期間限定メニュー。



★ロールキャベツ定食

巣鴨ときわ食堂「ロールキャベツ定食」  巣鴨ときわ食堂「ロールキャベツ定食」"

やはり何を食べてもハズレがない。ロールキャベツでこんなにご飯が進むとは!ベーコンの端がカリッとこげている所がポイントだと思うのだ。真ん中のかつおぶしの鉢は追加した納豆。期間限定メニュー。


★生サケフライ定食定食

庚申塚ときわ食堂「生サケフライ定食」  庚申塚ときわ食堂「生サケフライ定食」

身のやわらかなサケの厚い切り身をフライにした一品。何度も言うがフライはサクサクだ。サケから肉汁(サケのうまみ)がしたたるサケフライは他では体験したことが無い。期間限定メニュー。




以上、頂いたものの羅列。ほんの一部。


このようにときわ食堂はとても魅力にあふれる場所だ。
なお、食事処ではなく居酒屋のように使う人も多い。よく言われることだが「昼間から酔っぱらったおじいちゃんが多い」というのは本当。庚申塚ときわのほうがそういう空気を持っていると思う。自分もこの雰囲気で呑みたくなるときがあり、そういう使い方もする。また、ときわフリークの友人と呑みに使うこともある。


ある日の晩酌inときわ


もっとライトな感じでもいける。


ある日の晩酌の図


好きな場所で雑多な空気に包まれて、おいしい食事をゆったりいただける場所。そんなときわを愛しています。今後ともお世話になります。


サテ、今日のオススメは何だろう。




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ときわ食堂利用時の留意点(参考までに)


・時間が無いときには行くな。ときわの定食は基本的にオーダーされてから調理を始めるものがほとんどなので作り置きを温めて提供するスピードランチタイプの定食屋と比較すると時間がかかる。

・食堂内の他人の会話を含めたノイズもおかずに。(もしくは酒の肴に)ほろ酔い気分でときわを利用していて、隣のテーブルのおっちゃん、おばちゃんたちの会話が盛り上がっていたらラッキーだ。ソレを聞きながら飲食するうちにとんでもなくハートウォームな気持ちになることだろう。でもおっちゃん、病院から抜け出してきてジョッキビールは駄目だって(笑)(近所の巣鴨病院から抜け出してきたらしい)

・合い席が苦手な人は庚申塚ときわの利用は避けるべき。カウンター席のある巣鴨ときわをオススメする。

・金がないなら選択肢は「日替わり定食」オンリー。ワンコインでいける。300円のチェーン店牛丼と480円のときわ日替わり定食。さて、どちらを選びますか。

・ごはんは1杯だけおかわり自由。給仕のお姉ちゃんにお願いしておかわりを持ってきてもらうのだが、ピーク時のときわはとても忙しく店員さんは皆、全く休むスキ無く動き回っている。おかわりで声をかけるタイミングはきちんと見計らおう。新規のお客さんが来て注文を頼むようなタイミングであればそのオーダーのほうが優先だ。(そういう辺りに客側の気遣いがみられるのは巣鴨という土地柄のせいもあるのではないだろうか)

・職人技を体験できるメニューの一つとして『玉子焼き』が挙げられる。出汁の有無、甘さ、塩気をこちらの好みに合わせて作ってくれる。ふわりとした好みの味の玉子がいただける。

・4の付く日は避けたい。4日、14日、24日は巣鴨地蔵通りの縁日となるため、通りをスムーズに歩くのも難しいような人の洪水となる。当然飲食店も異常な混み方をするため。縁日目当てでないかぎり4の日は避けたほうが無難。参考までに以下が縁日の地蔵通り商店街。こんな状態になってしまうのだ。 ↓

縁日の巣鴨地蔵通り商店街
※はるか先まで人の波が続く縁日の巣鴨地蔵通り商店街




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