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さて、今回散歩レポに残すのは葛飾区柴又(しばまた)、立石(たていし)、金町(かなまち)辺りのエリアである。



「それどこよ?」といった声が聞こえてきそうだ。
渋谷だ、原宿だ、六本木だといった有名な東京観光スポットならまだしも、東京の土地勘を持たない方にとっては地名を言われただけではなかなかその位置は把握しづらいエリアなのではないかと思う。

しかし今回レポに残すこのエリアは東京の下町風景や雑多でソウルフルな情景を好む輩の間ではとてもメジャーな地域である。特に立石駅周辺は年季の入った居酒屋や古くからの昭和の町並みが残っており現在でも多くの「立石ファン」が存在するくらいで、その町の雰囲気は唯一無二のものだと断言できる。


柴又、金町エリアを前編、立石エリアを後編として2回に分けて記録に残す。このエントリーはその前編にあたる。









全国的には柴又(しばまた)、立石(たていし)、金町(かなまち)の3カ所の中では柴又が一番有名だろう。

『あっし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかり・・・・』

のセリフで日本国民にはおなじみ、寅さんで有名な葛飾エリアである。「葛飾柴又」と表現すればその地名を聞いたことのある方も多いのではないだろうか?

この辺りは自分にとっては完全なアウェイであり、しかも訪れるのは初めてという条件だったため、どんな出会いがあるのだろうと気持ちを高ぶらせながらの散歩となった。




今回の散歩エリアは東京の北東部にあたる。

今回の散歩エリア

※画像クリックで地図拡大できます





時は2009年5月24日、日曜日。

その日はかねてより訪れてみたいと狙っていた立石を歩こうと考えた。
立石の昭和テイストは是非一度体験しておきたいと以前から狙っていたのだが、せっかく立石を攻めるのならばその周辺のグっとくるスポットも含めて味わってこようと、地図をにらみながらしばしの間自問自答。



「柴又」から「金町」を経由して最終的に「立石」を巡ろうと計画を立てた。



本日最初の目的地を「京成本線高砂(たかさご)駅」に設定し移動を開始。
今日の歩き出し地点を高砂駅にしようという算段である。

なお、実際に散歩をしてきての経験談となるが、この辺りの京成線の乗り換えは非常にややこしいので注意されたい。
京成本線、京成金町線、京成押上線、北総線などの路線が入り乱れるため、慣れない方が思い通りの乗換えをするのは難しいと思う。もし、この辺を散歩しに行こうという方がいらっしゃったら事前に乗降駅や駅間の位置関係を把握しておくことをオススメする。




さて、まずは俺のライフラインである都電に乗り込み「町屋(まちや)」を目指す。



町屋を目指す



王子を通過し、どんどんディープサイドに進んでいく。
ゆっくりとした1両編成はチンチンと発車合図を発しながら小台(おだい)、宮ノ前(みやのまえ)、熊野前(くまのまえ)といった荒川エリアを抜けていく。

余談になるが熊野前にある「はっぴーもーる熊野前」こと熊野前商店街はとても魅力にあふれる商店街である。完全に地元密着の生活感がガツンと感じられる商店街で、都内でも有数の活気ある商店街のひとつだと思う。(個人的感想であり店舗数や利用者数などの実数データに基づいた考察ではありませんのであしからず。)
2010年の現在でも大型商業施設に飲み込まれず商店街がきちんと商店街として機能しており、店舗同士の横のつながりの残る都内では希少な存在である。まあ逆に言えばずっと開発から取り残されたエリアとも言えるのだが・・・。
この商店街を散歩した記録もいずれ文章化したいと思う。

ちなみに ↓ は2009年4月26日の熊野前商店街。

2009年4月26日のはっぴーもーる熊野前

土曜の夕方などは特に活気があり魅力的です。







さて、程なく都電は町屋駅前駅に到着。

町屋で都電を降り、京成本線に乗り換え。



京成本線町屋


自分が普段の生活ルーチンの中でこの京成本線を使うことは皆無。馴染みが薄いためその非日常感がより気持ちを高揚させているのが分かる。この日は生憎の雨模様ではあったが、京成本線に乗り換える辺りから異常にワクワクし始めた事をはっきりと覚えている。(笑)
そんなワクワクを抱えながら高砂駅を目指す。



町屋で京成本線に乗り込む



京成本線町屋駅から、目指す高砂駅までは6駅。
「堀切菖蒲園(ほりきりしょうぶえん)」、「お花茶屋(おはなぢゃや)」、「青砥(あおと)」といった駅名を見て高まるアウェイ感。



馴染みの無い駅名が並ぶ



馴染みの無い駅名板の配色、馴染みの無い発車ブザー音、馴染みの無い車窓からの風景といった味付けにさらに高揚感をあおられる。




車窓からの風景を楽しむ01



人もまばらな車内でじっくりと腰を落ち着け風景を楽しむ。
周辺は住宅地が多い。



青砥駅を通過する


青砥(あおと)駅で乗り換えて・・・・・・・



車窓からの風景を楽しむ02



中川を渡れば京成高砂駅が近い印。


移動を楽しみながら高砂駅に到着した。


時間は12時38分。



高砂駅到着



さあ、いよいよここから歩いての移動開始である。
まずはここ高砂駅から柴又の「帝釈天(たいしゃくてん)」を目指そうという魂胆だ。距離にして1キロ弱といったところだろうか?



これが高砂駅かっ



生まれて初めて降り立った高砂の風景を楽しみながらゆっくりと歩みを進めていく。



高砂駅から柴又駅を目指す



やはり初めて目にする町の風景というものは非常に興味深い。
味のある建物をカメラに収め、たまに地図で現在位置を確認しながら柴又駅方面に進んでいく。




-------------------------高砂駅から柴又駅間で見た魅力的なもの-------------------------



葛飾区高砂→柴又の風景01

やはりカラープラのカッティングで作られた看板が経年劣化している様にはソソられるな。(笑)




葛飾区高砂→柴又の風景02

こちらの文房具屋さん、2階の窓枠が木です。ガラスも昭和の時代の強度の低そうなものが健在。よくこんなの残っているなぁ。



葛飾区高砂→柴又の風景03

地域密着な姿勢を応援したくなる雑貨屋さんだが、注目したいのは・・・・・

この味わい

この壁の廃退具合。これまでに何十年もこのお店を利用した人たちの思いが塗りこめられているようだ。近年、居酒屋やホルモン屋などで「意図的にサビや汚れなどの塗装を行いブリキカンバンなどを使って昭和のテイストを出しているお店」というものがあるが、ああいう作り物では出せない重さがある。



葛飾区高砂→柴又の風景04

歩いているとこんなものも発見。この辺りは江戸川に近い地域だということを再認識。

ちなみにこの江戸川には都内で唯一渡し舟が残っている。歌でも有名な「矢切の渡し」とはここのことである。柴又と対岸の千葉県松戸市矢切を渡しており、船着場は帝釈天の裏手あたりとなる。今回は利用しなかったが渡しを体験しに行く旅ってのも楽しそうだ。



葛飾区高砂→柴又の風景05

こんな建物も発見。
建築物の奇抜さやバランスの妙という楽しさもあるが、「何故このような区画になったか」という点にも興味がある。



こういったものを見ながら20分ほど歩くと徐々に人通りが多くなってきて・・・・




柴又駅到着



着きました~京成金町線柴又駅だ。

と、視線を上げれば・・・・・・・おおっ!

















「止めるンじゃあないョ、さくら」的に激写

「さくら、おいちゃんによろしくな」


と声が聞こえてきそう。さすが柴又。ウェルカム寅さんでお出迎えだ。


実はいろいろな角度からフーテンさんをカメラに収めたが、上に載せたアングルが一番ストーリーが沸いてくるアングルだと思う。寅さんの立つ台座はフレームからカットし、進む先に「柴又駅」の駅看板が納まるようなアングルである。
タコ社長と喧嘩をし、勢い飛び出した寅次郎が柴又駅から島根にでも行こうかと思っているところ、後ろからおいかけてきたさくらに「お兄ちゃん!」と呼び止められた瞬間なんてストーリーはどうですか?(笑)

ちなみに寅さんを正面からカメラに収めると、「コレは誰でココはドコよ?」といった雰囲気の画になってしまう。ただのだらしないおっさんが昼間から酔っ払ってフラついている銅像になってしまいかねないので注意されたい。 ↓


正面からだと誰なのかよく分からない


しばしの間Man is つらいよトリップで頭をいっぱいにする。

「なるほど、男はつらいよという物語はこの空気感をベースに生み出されたものなのか。寅さんってだいぶ千葉寄りに住んでたのね。京成線がこんなに身近な環境なのか、へぇ。あ、そうだ!帝釈天にもご挨拶していかなければ!」

と思い出し、足を帝釈天方向に向ける。もちろん頭の中では例の♪お~れ~がいた~んじゃ♪がループしっぱなしである。たいして寅さんファンでもなければ山田洋次ファンでもないくせにこの雰囲気にわざと呑まれての柴又闊歩と決め込んだ。


辺りを見回し街区図を確認し、駅と帝釈天との位置関係をつかむ。
駅前ロータリーからすぐに道は帝釈天への参道に繋がっていた。


現在位置再確認


この雰囲気の中、例のループを頭の中で歌いながら歩みを進めていく。

おお、ここが参道か。



帝釈天_参道01



ほうほう、さすが寅さんで全国的に有名な参道は昔からのたたずまいがきっちり残されている。

観光地化されすぎてしまっている点はやや気になるが、こちとらすでに♪お~れ~がループで脳は寅モードになってしまっているためそういった雰囲気が感じられる参道の佇まいは決して嫌なものではない。

雨に濡れる石畳や古くから続く鰻屋の様子を楽しみながら進んでいく。



帝釈天参道01



帝釈天参道02



帝釈天参道03



帝釈天参道04




途中「とらや」も発見。せっかくなので雰囲気に呑まれることに。(笑)



帝釈天参道05



焼き草だんごなる団子をいただきながら更に参道を進む。



帝釈天参道06



※焼き草だんごが気になるアナタにはこんなURLをプレゼンツ
とらやホームページ 焼き草だんご
http://www.toraya.info/danngo3.html



帝釈天参道07



参道を200mほど進むと見えてきました帝釈天。

想像していたよりも大きくて立派。



帝釈天参道08



周囲に若者がほとんどいないその状況に苦笑しながら敷地の中へ。



帝釈天に到着



雨のせいもあり帝釈天は落ち着いた雰囲気。
なるほど、佐藤蛾次郎がホウキを持って手入れをしていたのはここか!

以前NHKの「行く年来る年」で帝釈天を見たことがあったが、その時に持ったイメージよりも厳かに感じられた。



柴又帝釈天01



本堂(帝釈堂)を見ていくと梁や柱に見事な彫り物が多数。
完全な職人仕事。そのクオリティーの高さにうっとりする俺。



柴又帝釈天02



柴又帝釈天03



なんでもこの彫刻群は文化財に指定されているそうで現在は風化が進まないよう、周囲をガラスで囲い雨風が直接当たらないようにしてあった。
うむ。ガラス温室のようで風情はないものの、この作品を後世に残そうという意図には共感を覚えた。



建物全体がガラスに覆われている



本堂の彫刻をみながら境内左手奥に進んでいくとちょっとした休憩スペースを発見。これは助かる。



帝釈天境内休憩所



雨宿りをかねてしばし休憩。おかげでゆっくりと帝釈天の建造物群を楽しむことができた。



柴又帝釈天境内にある休憩エリアからの眺め



確かに見事である


今後もし男はつらいよシリーズを見ることがあれば、とらやや帝釈天をより身近なものと感じることができるだろう。ありがとう帝釈天である。


参道のそぞろ歩きを含め計1時間ほど帝釈天を楽しみ、再び柴又駅にきびすを返す。



柴又帝釈天全景



柴又駅に戻ると、今度はそこから金町を目指すことにする。

柴又駅と金町駅は京成金町線というとてもローカルな路線が繋がっているため普通は徒歩では移動しない。しかし歩きながら町の様子も見たい欲求があった俺は電車には乗らずに徒歩で移動を開始。
柴又駅から金町駅までは2km弱といったところだが初めて歩く道のため、少々距離があっても苦にはならない。

しとしとと続く雨の中、金町駅を目指して歩みを進める。
ここから金町駅までは京成金町線を右手に見ながら進む1本道となる。



途中「良観寺」なるお寺が目に止まり、ちょっと覗いてみてびっくり。
ここは「柴又七福神」のお寺だそうで、布袋様がいるのだが・・・・・



柴又七福神寶袋様



「雨のいたずら」によって下画像のような面持ちに。
ちょ、その表情大丈夫ですか?



寶袋様っ!?



職務質問を受けてしまいそうな表情を浮かべる布袋様である。
両津勘吉ばりの繋がり眉毛に三白眼、更に口元の濡れていない部分のコントラストで邪悪な雰囲気はバッチリ☆
表情のウラには邪(よこしま)なモノが感じられてしまう。
いや、あくまで雨のせいですよ。(笑)



そんな布袋様に衝撃を受けながらまた金町駅への移動を再開。



歩いていくと道すがら「どさん子ラーメン」チェーン本部を発見。本部は北海道ではなく葛飾区柴又にあるのか!



どさん子なのか江戸っ子なのか?(笑)



はたしてこれは道産子なのか?江戸っ子なのか?とプチパラドックス的な自問自答をくり返しつつ更に歩みを進めていく。



葛飾区金町近辺



そこから5分ほど歩くと金町駅に到着。
金町駅はJRと京成金町線の乗換駅となるためなかなか乗降客は多い。



京成線金町駅



こちらは京成線の金町駅。


そして がJRの金町駅となる。



ロータリーからJR金町駅を望む



初めて訪れた金町駅周辺の雰囲気を味わおうと駅周辺をしばし散策してみることに。


30分ほど駅周辺をぶらりぶらり。


なるほど。あくまで「自分としては」だが、きちっと開発が進んでおりいまひとつ魅力に欠ける。
表現が難しいのだがしっかりしすぎている町並みといったら良いのだろうか。
「予想外の出来事」はまず起きないだろうという雰囲気を受けた。



金町駅前街区版



駅前の街区版を見ると水元公園が近い事が分かった。
水元公園には都内最大規模の「メタセコイアの森」がある。これをいつかは見たいと考えているのだが未だ実現には至っていない。この日の散歩の最大の目的地は「立石」とすでに決めていたため残念ながら今回も水元公園はおあずけとなった。

水元公園に興味のあるアナタにはこのURLをプレゼンツ
東京都公園協会HP 「公園へ行こう」
水元公園のみどころ
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/view041.html



金町のイカシタ金物屋さん01


散策の途中、こんなイカシタ金物屋さんを発見。
店が閉まっていたのが残念である。


金町のイカシタ金物屋さん02



続いてコチラ↓はどこにでもありそうな町のカラオケ屋さん。



金町で発見「カラオケ10番」



実は俺がよく訪れる十条にも「カラオケ10番」がありその存在は15年ほど前から知っていたのだが、この日初めて「カラオケ10番」がチェーン店だということを知ったのだ。そうだったのかー、葛飾に展開しているのか!感動したので画像に残しておいた。



そうやって気になった景観をいくつかカメラに収めるといよいよ本日のメイン目的地「京成立石」への移動を開始した。



金町駅ロータリーの様子



金町駅を後にし、今度は京成線を利用して京成立石駅を目指す。



金町で京成金町線に乗車



京成金町→柴又→高砂で京成本線に乗り換えて→青砥→京成立石への移動だ。



京成金町線で立石を目指す



電車に揺られること15分程で京成立石に到着した。



京成立石到着




さあいよいよ今回の散歩のメインエリアに到着だ。

その魅力あふれる町並みの記録は後編にてじっくりと。







以下後編に続く。






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