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思いつきの散歩は時に想像もしえない散歩となる。

以前にも少し触れたことがあるが、自分が散歩するエリアを選ぶ際の決め方は二通りある。


ひとつは見たいものや訪れたい場所が明確に決まっており、最初からその目的地を歩き回る散歩。例えば最近書き残した千住散歩や鶯谷の定食屋に行ったエントリーはこちらに属する。

もうひとつは目的を決めずに歩き出し、その瞬間のノリや思い付きでルートを決めていく方法だ。

後者のやり方で散歩をした場合、全く楽しくない散歩になってしまうことも多いのだが「予期しなかった驚き」にぶつかり、前者の方法以上に感動的な散歩を体験できることがある。文京区の白山辺りを歩いた以前ののエントリー「I'm lost in a garden of KOISHIKAWA.」などは後者にあたる。



今回記録化しておこうと決めた散歩も、散歩後半に「予期しなかった驚き」にぶつかったとても満足度の高かった散歩のレポである。
歩き回ったエリアは台東区谷中、文京区根津、文京区本郷あたりとなる。





それでは時を2008年6月1日(日)に巻き戻そう。





その日、起床して外を見ると雲ひとつ無い快晴。


「こりゃじっとしてたらもったいないや!」


と、計画も練らないまま急いで家を飛び出した。

まずは朝食がてら今日の行動を決めようとホームタウンの王子へ。
この日差しを体に感じながら朝食を摂りたいとチョイスしたのは駅前のパン屋。
このパン屋にはカフェが併設されていて購入したものをその場でいただくことができる。
またここは屋外にもテーブルを置いており、外でも飲食を楽しむことができる。

もちろんこの天候を楽しむため、店内のテーブルではなく屋外に数個置かれたテーブル席に腰を下ろす。

パンとコーヒーを味わい、街ゆく人々を眺めつつ、どこにいこうかと思いを巡らせる。



ホームタウン王子の駅前



頭の中で東西南北どちらにいったら楽しそうかなとシミュレートする。

北に向かって赤羽方面か・・・・
東へ進んで足立方面か・・・・
西を目指して板橋や練馬方面か・・・・
はたまた南の上野方面か・・・・


バターロールにかぶりつきながら思案することしばし。







「行きたいトコ特に無いから適当でいいや。」






出てきた結論はそんな感じ。
めでたくこの日のテーマは『思いつきの行動』に決定したわけだ(笑)





パンとコーヒーの簡単な朝食を済ませ、目の前のJR王子駅に向かって闊歩。
とりあえずホームに立ってみる。





ホームに立つ人々に目をやりながら京浜東北線の路線図を頭に思い描く。






さて、どこに向かおうか?





上り(上野方面)or下り(赤羽、大宮方面)どちらにしようかと考えていると、ホームに上り電車が滑り込んできた。


「んじゃ今日は南下ね。」


といった具合に万事適当。今日の散歩はこの調子で進行していこう!

王子を出た京浜東北線は上中里駅を通過。


「さて、どこで降りようか・・・・・・」


考えているうちに田端を通過。


「うーん、ここじゃねえなぁ・・・・」


西日暮里を通過。


「ああ、西日暮里から荒川方面に攻めてもオモシロかったかな?」


そうこうしているうちに日暮里駅に到着。


「よし、ここで降りてみるか」


と、別段深い理由も無く降車駅を決める。

不意に降り立った日暮里駅から歩き旅の開始となった。



日暮里駅の改札を抜け、どっちに進もうかと足を向けたのは谷中霊園方向であった。
谷中霊園には緑も多く、この季節にしかも快晴の日差しの中を歩いたら気持ちが良いだろうなという思いが浮かんだからである。

目的地がはっきりしている散歩の場合、地図を取り出して最短ルートを確認して歩いていくわけだが、今日の散歩は「適当」がコンセプト。むしろ積極的に「迷子になりたい」くらいの気持ちなわけで、向かっている方位も確認せず、地図で現在位置を認識することなく歩き始めた。


このあたりのエリアは谷中霊園があるせいか多くの寺が点在している。下の地図をじっくり見ていただければいかに寺が多いかということが分かると思う。



谷中周辺は寺だらけ
※地図中でやや色が濃くなっているエリアには寺があふれる



おお、これは見事な鐘つき堂だ、あ、こっちの門構えもイカしているじゃないスカ?

といった具合に道すがら目に飛び込んでくるイカした造形の寺や民家などの建築物をカメラに収めながらぶらりぶらりと歩いていく。


谷中周辺01



谷中周辺02



歩いているうちに谷中霊園方向とは徐々に異なった方向に向かうこととなっていた。
行き着いたのは「根津」エリアであった。

根津といえば俺の中で真っ先に思い浮かぶのが「根津神社」である。
根津神社には見事なつつじがあり、毎年5月上旬ごろのピークシーズンは多くの人でにぎわう。そういった四季の景観を楽しんだり、根津神社自体の建築を楽しんだりするため、年に1~2回程度のペースで足を運ぶ場所だ。


根津神社裏手


個人的には根津神社の造りを見て、「日光東照宮」との共通点を見いだしたりするのもまた楽しく思う。
上野のお山と寛永寺、そして徳川家の歴史なんかをからめると更に興味深い。


印象的な朱塗り


「もし上野戦争がなかったら、現代の上野エリアは朱に塗られた寺院や建造物がさぞたくさん残存したのではないか?」

そんな想像をするのもまた楽し、といったところだ。
なお、上野戦争が起こったのは1868年。徳川幕府がひっくり返って江戸が明治になった年であり、日本の世が大変動していた時代である。

上野戦争について詳しく知りたい方はウィキをドウゾ ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E9%87%8E%E6%88%A6%E4%BA%89

上野戦争の図



だいぶ話がズレてしまった。散歩に話を戻そう。
この台東区、文京区辺りのエリアでは、


3月 湯島天神の梅
4月 上野公園の桜
5月 根津神社のツツジ
6月 白山神社のあじさい



といったネイチャーも楽しめる。
四季のある国万歳である。


この散歩をしたのは6月であり、ツツジのシーズンは終わってしまっていたが、雲ひとつ無い快晴と深い緑、そして朱の塗りのコントラストはとても魅力的なものだった。

石造りの長椅子に腰を下ろし、しばしの脱力。
ポカポカ陽気と和の雰囲気をまったりと20分ほど楽しんだ。


根津神社



「また来ますよ~」と心で挨拶をし、再び路地を歩き始める。



根津神社




根津神社を背にし、更に南下していくと・・・・



文京区弥生


住所は根津から文京区弥生に。
根津神社から鶯谷や上野方面に、もしくは自宅のある巣鴨方面に歩くことはよくあるが、文京区方面に歩いたことはほとんど無いためかなり新鮮な心持ちで町を歩いていく。


適当に行く先をセレクトしていく俺の目に飛び込んできたのは歩道の横にあるレンガ塀。



見覚えのあるレンガ塀。ハテ?


「ハテ?このレンガ塀は見たことがあるぞ?」


瞬間そう感じ、自分の脳内検索をかけてみる。

あ!この建物は!


お!ここは!


東京大学だ!



帰宅してから調べてみると根津神社と東大本郷キャンパスは非常に近くにあるのだと気づかされた。



東大周辺地図


今日の散歩のコンセプトは「思いつき」。
せっかくなので東大にも足を踏み入れてみる。


最高学府内を闊歩


日曜というせいもあってか構内に人はまばら。
「あきらかに学生ではない人」たちがゆっくりしている姿も見受けられる。


学生ではない人も構内を利用している


日本の最高学府を近所の公園のように利用する子供たちにびっくりしながらも、

ここに来たからにはもちろん・・・・


安田講堂


安田講堂もチェックしておいた(笑)

やはり私立大学と違い、綺麗な建物ばかりではないが東大はコレでいいのだろう。
そういえば以前遊びに行った国立(くにたち)の「一橋大学」も似た雰囲気を持っていたことを思い出す。


いかにも国立大学な雰囲気


東京大学の敷地内から「赤門」もしっかりチェック。
なるほど、合格発表の際に合格者が胴上げされているのはこのあたりか。


大学敷地内から見る「赤門」


東京大学内を一通り堪能し、大学を後にする。


そのまま今日の散歩は本郷→春日→白山方面へと続いていくのだが、今回の散歩の「予期しなかった驚き」にぶち当たるのはここからになる。





東京大学を後にし、本郷の町を歩き始める。

この辺りはメインの道路から少し路地を入ると昭和の雰囲気が色濃く残っている。
そういった町並みを楽しみたいと考え、これまで歩いたことの無い細い路地を狙ってみた。



1本通りを入り出迎えてくれたのはこんなゲームセンター。

いまどきこの味 ↓ はなかなか出てこないと思う。


本郷ゲームセンター


ただ、こういった個人経営のゲームセンターが残るのはやはり学生が多いエリアだからだろうか?

おなじく学生の多い町「神保町(じんぼうちょう)」にもイカしたゲームセンターが残っている。
参考までにその画像も貼り付けておこう。


神保町ミッキー    この経年劣化感は作って出せるものではない
※上2枚は2010年1月の神保町の様子

2010年東京のド真ん中でまだ営業しているゲームセンターだということを補足しておく。
お店の名前は「ミッキー」だ。


そんなゲームセンターの経年劣化を楽しみながら本郷の裏道を進んでいく。

と、俺の目にこんな看板が飛び込んできた。


こんな看板が目に付いた


周りを見渡せば住所はこの辺。


この辺で足が止まった


ちょっと覗いてみようかと更に細い路地を進むと・・・


路地を抜けると・・・


その先に思いもよらぬ光景が広がっていた。


水槽がいくつも!


水槽がいくつも並び、そこに様々な金魚たちが泳いでいたのだ。


\12,000也の金魚様(笑)


ホームセンターやペットショップで熱帯魚や金魚が売られているのは目にすることはあるが、自分は「金魚屋」というのは初めての体験だった。

そうか、考えてみれば江戸の時代から東京では暑い夏に金魚を楽しむ風習があったんだよなぁ。


いろいろな種類の金魚たち


ゆらゆらと泳ぐ金魚に完全に気持ちを持っていかれている。
どの金魚もとても魅力的だ。


いろいろな種類の金魚たち


金魚すくいで見るようなタイプの金魚もいる。


様々な種類の金魚であふれる


そんなたくさんの金魚の中で特に強い衝撃を受けたのが・・・・・


一番気になった金魚


ピンポンパールなる金魚。

こんな見た目だ。 ↓


これがピンポンパール


ほうら、金魚が空中を泳いでいるようじゃありませんか!


なんてドリーミー!(笑)


全く想像していなかった金魚屋との出会いに、今日の散歩の運の良さを噛みしめた。

辺りを見るとこんな張り紙も。


なんと金魚つりもできる


なんと金魚すくいならぬ「金魚つり」もできるのだ。


そしてこちらは・・・?


しかもなかなか盛況(笑)

釣ったり買ったりした金魚はきちんと持ち帰ることができる。(金魚問屋としてだけではなく小売もしてくれる。)


その気になれば敷石や水草も購入できる


その気になれば鉢や砂利、水草もここで購入できる。
近代的な水槽セットやポンプ、ヒーターなんかもきちんと売っていた。
途中で購入を本気で考え、店員のおっちゃんと15分ほど話しをしたのだが、フルセット+金魚を徒歩で持ち帰るのに危険を感じ購入はあきらめた。


そうそう、結局自分は利用しなかったのだがカフェも併設されているため、お茶や食事を楽しみながら金魚に思いを馳せるといった使い方ができるようである。

なんとも珍しいスポットを見つけたものだ。

「ナイス散歩だぜ!」と自我自賛しつつ金魚坂を後にした。


「金魚坂」とな?


金魚坂の余韻に浸り、途中にあるいくつかの古い建物を味わいながら更に白山方向に歩みを進めていく。
ここから裏道を通って白山まで行き、そこからは地下鉄を使って帰宅しようと思いついたからだ。


戦火を免れた建物01


戦火を免れた建物02


このあたりの古民家は手入れされていてコンディションが良いのが印象的だった。
さすがアップタウン(山の手)ってトコロか。

戦火を免れた建物03


そんな建物を楽しみながら本日の散歩は終了となった。


戦火を免れた建物04


最後にこの辺りの2008年の雰囲気を表す象徴的なショットを掲げて今回のシメとしよう。


都会を象徴する風景


民家の奥には超巨大なマンション。

いかにも東京だなと感じる1枚となった。


2008年の本郷


これが2008年の東京都文京区本郷であった。


都営三田線白山駅から三田線に乗って帰宅。今回の散歩はコレにて終了。






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